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MagicKirby

Author:MagicKirby
北米在住甘党翻訳家。漫画とかゲームとかアニメとかネットとかが生活の糧。サボり癖有。かなり飽きっぽい。

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花束
今日は、だらけた精神を急かして大学に行きました。
昨夜よく眠れなかったのですが、一度外に出たら目が覚めましたよ。

……が、結局、ほぼ何もすることなく帰宅してしまった。
しまった。忘れてた。月曜日が労働者の日で休みだから、土・日・月と三連休になってたんでした。そりゃー図書館も休みになるよね。しかもなんか大学の敷地内が騒がしいなぁと思ってたら、たまたま偶然、私は丁度ファーマーズマーケットが催されている時間帯に大学を訪れたようです。あれだ、なんか地元の農家が収穫した品を屋台で売り出す催しみたいな。
副題はトマト祭り、と案内の看板に書いてあったとおり、トマト中心に野菜とか売り出されてました。特に桃が多かったのは丁度その季節だったからでしょうか?
困ったことにその日は偶然図書館が閉まってて、生徒への進路アドバイス部屋もどうやら開いてないみたいなので、何もすることなくてふらふらとそのマーケットをうろついてました。野菜など私が買うわけもなく、けれどパイやらパンやらを買うほどお腹は空いていない。しかしこのまま手ぶらで帰るのは……と思いながら、最終的に、ふと目に付いた花屋で花束をひとつ買いました。
既にまとめられて置いてあるいくつもの束のうち、一番安い束(500円)の中でどれが一番綺麗で、一番家の雰囲気に合いそうで、ついでに一番長持ちしそうなのか、たぶん15分ぐらい悩んでたと思います。そしてようやく、赤・ピンク・黄色の暖色系の花でまとめられかつ緑の葉もそこそこ多い束を選んで買いました。花だけだと、萎れてきた時に見栄え良くないと思いまして……周囲に緑があれば多少誤魔化せるかなーと。花には詳しくないので自分のセンスが正しいのかわかりませんが、少なくとも悪くはないと思う選択をしたと信じています。写真でものせようかと思いましたが、いまいち写真写りがよくないので断念。
買った理由が母は花含めた植物全般が好きだからです。出かけた収穫が何もなかったことをうやむやにするために、その花をプレゼントにしようかと思って。

それで、途中で日系スーパーなどに寄り道して漫画の新刊などを買ったりしつつ、迎えに来た弟と一緒に帰って、私より少し早く買い物から帰ってきていた母にあげたら驚いたあとすっごく喜ばれて、逆にこちらが驚きました。「まさかあんたから花を貰う日がくるなんて」と感動していたようですが、これって私が普段何もあげないことを暗に責められているのかどうか、微妙なところです。
でも喜んでいる姿を見たら、花束買ってきて正解だったと思います。
高校時代の私なら多分同じ状況になってもお金が勿体無いとかで何も買わずに帰ったと思うのですが、大学生になって気づかぬうちに精神面が変わったのか、そろそろいつまでも親に物を与えられてばかりではなく、親に物を与える立場になるべきかもしれないと考えたのが花を買った一番の理由なんですよね。まあ二番目の理由は完全に無駄になった外出を誤魔化すためですが。
誰かのために真剣に花を選ぶなんて初めての経験でしたが、なかなか悪くなかった。どの束が一番いいだろうかと母の姿を思い浮かべながら考えていると、あー自分は母を愛しているのだなーと、普段気にしていない感情がふつふつと湧いてくるのを感じます。もちろん家族愛ですよ。それは私にとって当たり前の感情であると同時に、当たり前すぎていつもそこにあるのに気がつかないものでもあります。空気のみたいに、考えてはじめてその存在を認識し、そして怒りや不満などの些細な負の感情に揺さぶられるとすぐに忘れてしまいがちなものなのです。
母が嬉しそうに花瓶を探す姿を見ていると、自分まで満たされた気分になってすごく嬉しいです。やはり親孝行はするものですね。

花束ひとつだけでこういろいろと考えてしまいましたが、こうして花を上げて喜ばれ、そしてその姿に自分も満たされるというのはやはり幸せなんだろうなぁ。
世の中にはいろんな人がいますし、その中には親が嫌いで仕方ない人もいるかと思います。それに比べれば自分の家族はこうした些細なことを経てようやくそこにある家族愛を認識するほど、それが当たり前の関係になっている、と。それがどれほど幸せなことか。

まあ言いたいことはただそれだけなんですが。
出かけたわりに特に大きな出来事は何もなかったにも関わらず、ただひとつの行動のおかげで内心ではいろいろと考えが積もった日でした。

とりあえず再び大学に行くのは連休明けの火曜日にしよう。

考え事 | 【2008-08-30(Sat) 18:10:33】 | Trackback(-) | Comments:(0)
たそがれ
さすが夏というべきか、日が落ちるのがとても遅い。
八時半ごろになって、ようやく空の端がオレンジになりはじめるぐらいです。
丁度そんな時間に外に出ると、とても不思議な空間があることがあります。

Image012.jpg

地上には薄赤いフィルターがのせられているのに、真上の空は痛いほどに青くあるまま。少しだけ薄暗い赤いフィルターをとおして見る彩度の落ちた地上と、日中と変わらぬ鮮やかさを保ったままの空の対比に、頭がくらくらしました。
だって、あんなにも地上は夕暮れの存在を主張するのに、空だけ変わらず青いなんて。まるで地上だけに夕暮れに降りかかって、空が置いてけぼりにされてしまったようです。空にある雲にかかる赤さが、そうではないことをわからせてくれるけれど。
夕暮れは、空も地上もどっちも赤くあるべき、という決まりはない。
それでも、やはり、地上だけだと、違和感にぐらぐらしますね。
空と地上のバランスは難しいのかな。
絵でも、現実でも。

うーん、何を言っているのか、自分でもちょっとよくわからない。
黄昏に惑わされたのでしょう、きっと。

考え事 | 【2008-08-14(Thu) 21:38:43】 | Trackback(-) | Comments:(0)
誘う
なりゆきで、なんとなく母と長時間会話していました。

私と母が一対一で話すと、大抵の場合、話題は私のことになります。
具体的にいえば、私の人間関係について。
前々から日記で言ってたりもしますが、私って基本的に友達いないんですよね。いてもものすごく関係が薄いというか、長続きしないというか。母は会話中になんども「あんたの思考回路はどっかおかしい」と言います。ちょいひどい言い草ですが、あながち間違ってもいないですから……
たとえば、あんたもたまにはこうしなさい、みたいな感じで母が友人とお茶をする話をするとします。その時点で私には「友人とお茶をする」行為自体がよくわからなくて、話が食い違ってくるのです。やっぱり私がおかしいのかなー。お茶をする、ということは一緒に話したりして友好を深めるいい手段だし楽しいだろうと理解はできるのですが、どうしても自分がそれをする場面を想像することができない。
母にはその理由を看破され、「あんたは人を誘う前からマイナスに考えすぎている。たとえば電話しようとしても、もしかしたら相手は忙しいかもしれないと勝手にけんとうはずれな想像をしてそこで止めてしまう。それは自分に自信がないからだ」と断言されました。グウの音も出ないほどそのとおりです。
私が「お茶をする」行為や「一緒に食事をとる」という行為を理解できないのは、「人を誘う」こと自体に抵抗があるからなのです。そりゃー理解もできないわ、一番根元の部分がなってないんだから。母は前々から私を変人だと思っているふしがありますが、まあこんな思考回路してたらそう思われても仕方ないですね。自分でもちょっと自覚あるし。
「例の日本人の先生でも今度誘ってみなよ」とか言われましたが……

……き、気が向いたら、ね。
まあこんなこと言ってるとずっと何も起きませんが。


考え事 | 【2008-08-06(Wed) 20:11:35】 | Trackback(-) | Comments:(0)
ことば
言霊という単語もあるほど、言葉というのは力を持っています。

たったひとつの単語が、流れる音、溢れる色彩、広がる景色を脳裏に浮かばすことができる。それ自体は、何の姿形も持っていないのにもかかわらず。
それは、とてもすごい。
言葉には命が宿ると言いますが、私はあまり間違ってはいないと思います。

私がなぜ突然こんな話をしているのかというと、まあ大したことではないんですが、今日、メールを見ていてぎりぎりと心を燃やされたからです。
実はこの日に来ていた例のメールに、今日の朝まで返事してなかったんですよね。何を書けばいいのかわからなくて、なんとなく書けないまま今日になってしまっただけなのですが。でもせっかく送ってくれたのだから返事したほうがいいだろう、と自分に言い聞かせ、うんうん唸りながら文面考えて(それでも大した長さ・内容ではなかったですが)、返事したわけです。そして返事遅れさせていた私とは違いその日の夕方になって即効で帰ってきたメールの文面が、こう、個人的にかなりクるものだったので。もちろん、相手側は普通のことを書いたつもりで、私が過剰反応しすぎなだけだとは思うのですが。
私はかなり非社交的な人間なのでリアル友達の一人もいないんですが……だって、怖い。友達の作り方など知らない。交流の方法もわからない。流行の話題のひとつもなく、何より怠惰な自分は友情を保つことなど面倒でできないと。すいません。人付き合いの耐性がなくて。
何気ないメールの文面に混じる、ありふれた、当たり前のように混じる「友達」の単語と、それが形作る文章の波の優しさに、もう何を感じたらいいのか。
そんなに柔らかに主張しないでください。「いつまでも友達だと忘れないで」なんて、わざわざ言い聞かせるように言わないでください。特別だなんて、語らないでください。私に構わないでください。疑心が渦巻くことをしないでください。でも否定すると同時に嬉しくて、もっと踏み込んで欲しいとも思う。面倒くさがりな性格と、寂しがりな心がどちらも正反対の方向を向いているせいで生み出される矛盾がひどいです。

私は、何が欲しいのだろう?


考え事 | 【2008-07-21(Mon) 21:01:47】 | Trackback(-) | Comments:(0)
シルエット
夜は好きです。
具体的にいえば、夜のシルエットが好きなんです。

月と星の光のもと、何かの黒いシルエットが浮かぶ。
それははるか遠くの町並みだったりとか、少し遠くの木だったりとか、すぐそばの繁みだったりとかする。たまに人の形だったり、椅子やテーブルの形だったりもする。
草木のシルエットが特にいい。美術のクラスで時々ネガティブスペース・ドローイング、簡単に言えば「物ではなく、物の周りの余白を描く」課題が出ることがあるのですが、余白の形を切り取っていくうちに紙に浮かび上がってくる、その物のシルエットがたまらなくて、ぞくぞくします。空間の破片を拾い集め、二次元に再構成する。そうしてできた破片の空間には欠けた場所があり、それがするりと物の形をつくる。このシンプルな過程には、いつもどきどきします。
枝と葉と花が絡んで生み出す余白の破片。その美しさは言い表せない。
心にある感覚をそのまま言葉に変換できればいいのに。
どうしようもなく、シルエットが、いわゆる影絵が好きなんです。黒い中にある白いシルエットでも、白い中にある黒いシルエットでもかまわない。物ではなく、物が切り取った余白のラインにすごく美を感じます。シルエットなんてただ輪郭をなぞっただけだろうとか言う無粋な人はキャンバスの角で頭を殴られればよい。
だから、夜はいいです。

もちろん昼が嫌いなわけではないですが。
ちゃんと昼も好きですよ。

まあ、どうでもいい話でしたね。

考え事 | 【2008-07-20(Sun) 22:34:29】 | Trackback(-) | Comments:(0)
世界の美
世界の美、というのを理解する瞬間はいつでも些細な時なわけで。
たとえば、風呂上りに、庭のデッキにあるソファで猫をひざにのせて撫でながら、遠くに見える町並みや青い空を、ぼんやりと眺めている時とか。
そういう時、いつもより感覚は研ぎ澄まされて、ずっと鋭敏になります。

風の吹く音。
こすれる木の葉の音。
その木の陰で鳥の鳴く声。
どこから聞こえる水のせせらぎ。
視界の端でゆるゆると咲き誇る花の色。
灰色交じりの青い空。
その向こうにある建物の影。
手元の暖かい毛皮の感触。
座っているソファの柔らかさ。
ひざの上の重み。
背後の家の中でする弟の足音。
水道から水が流れる音。

こういうのを全部一度に身に受けて、ゆっくりと消化するたびに、
心底、いいなぁ、と思います。
これが美しいということなんだと、絶対の自信を持って言えます。


ところで近くに川もないのに水のせせらぎがするのは、
例のお隣さんが庭に人口の小川を設置してるからです。
金持ちっていいですね!!1!


Web拍手返信。
考え事 | 【2008-06-08(Sun) 20:44:49】 | Trackback(-) | Comments:(0)
繰り返される
一週間の授業と、もう一週間のテスト期間で終わり。

それから夏が来て、きっとあっというまに終わってしまい、また秋が始まって、大学に戻る。そんな生活が無限ループされるような感覚があります。たったの四年(もしかしたら五年)しか続かないループのはずなのにね。
小学生の時に、小学校に通う日々が終わらない気がしていた。
中学生の時は、中学校に通う日々が無限のような気がしていた。
高校生の時も、高校に通う日々が延々と繰り返される気がしていた。
そして大学生になっても、大学に通う日々がずっと続きそうな気がしている。
でも、いつのまにか、時間が流れて広がった隙間から、気づかないままにループの世界を抜け出ている。しかしそうして抜け出た先も、また別のループの世界。
ある意味永遠といえる繰り返しだけど、世界が変わるごとに自分の何かも変わるから、やっぱり永遠とは言えず、結局永遠なんてないんだという結論になるわけだ。

なんだかなぁ。

考え事 | 【2008-06-01(Sun) 19:38:52】 | Trackback(-) | Comments:(0)
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